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ぱんつ
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「かけるぅー、どこいくの?」
俺の腕の中で小首を傾げながら俺に質問する理央。
そういえばこの格好のまま連れ出して来たけど…まさか服、シャツしか着てねぇって事ないよな?
部屋の端にボクサーパンツが落ちてたような落ちてたなかったような。
ふと理央のシャツを捲ると、
「やっ!」
そんな声出すなよ……俺が悪い事してるみたいだろ…。いや、ハタから見たらシャツだけ着てるいたいけな少年にイタズラしてるように見えるんだろうか……。つーかこいつやっぱ下着履いてないし…。
「な、に…?」
顔赤らめて俺を見るな……変な罪悪感。
はぁ、と気落ちした俺の様子を伺うように見つめてくる。
「理央なんで履いてねぇの」
「…?」
「下着…あー、パンツ?」
「ずぼんぬいだら、ぬげちゃった…」
手を弄りながら下を向く。
「何恥ずかしがってんだ…いつも風呂とか一緒に入ってるだろ?」
「…きょうの…かける…なんか、ちがうもん…」
「………」
うん、とりあえず何処かでパンツは調達するとして……。
このまま理央抱えたままいても怪しまれるだけだし、一先ずある奴の家から当たる事にした。
「はーい!…って、わ!井下!って、誰その子」
1番この辺りで近いのは前田の家だった。アポ無しでの訪問だったからいるか心配だったが、元々理央と遊ぼうとしてたし暇だろうと思ってる行けば案の定。
「とりあえずさ、お前パンツ持ってる?」
「……は?」
「お前のでもないし俺のでもない、子供用の」
「あー、はいはい。高世のならあるけど…」
「こいつに履かせたい」
「………は?」
「とりあえず!!後で詳しく話すから!」
「お、おう……」
変な目で俺を見てくる前田を押し切った。
前田には歳の離れた弟がいる事を聞いてはいた。
「でもその子いくつ?高世今小5だしな〜、あるかなぁ」
家に上がらせてもらいリビングに座らせてもらう。理央は終始不安そうに俺にしがみつく。
「俺の友達の家……っつってもわかんねぇか」
「?」
キョトンとしたまま部屋を見回す。
「お!あったぞー!小1の時のだけど、まあ大丈夫っしょ」
前田が一枚の男の子用の下着を手にしてリビングに戻ってきた。
「で、その子何?」
「あー、……信じられないと思うけど」
「こいつ……理央」
「…………え??」
「優木理央」
「………は?」
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