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そろそろ呼ばないと
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手で口を覆いながら何故か黙り込んでしまった桐島から理央を離す。
ったく、虐めたくなる気持ちも分からなくないけど…。
どいつもこいつも自分の欲求に素直だな…。
「お待たせ致しました〜〜」
ちょうど頼んでいたものが運ばれてきた。
「ほら、理央。きたぞー」
運ばれてきたお子様ランチを目の前にしてキラキラとした顔になる理央。
「お、俺が食べさせたいっ!!」
何故か名乗りを上げた前田。まあ、ここは任せとけばいいか。
前田に理央を預けて、倉沢、桐島と詳しい話をする事にした。
「で、どうなってんのこれ」
「俺も分かんねぇんだって。理央の家行ったらこれだよ」
「変なもん食ったとか…薬飲まされた?」
「んな馬鹿な…」
某少年探偵漫画じゃあるまいし。
「これ神戸に言ったのか?」
「言ってねぇ」
「え!会長に言ってないの?」
「俺的には言って欲しくねぇんだけど…こんな理央あいつが見たら…」
案の定不機嫌になる桐島……まあ想定内だけど。
「だからお前と神戸には言わないように、って思ってたんだけど……お前が俺ら見つけるから…」
「どういう事だよ〜〜」
「まあ、神戸にももう言うつもりだよ…」
少しムスッとする桐島。
「はー…今から呼ぶかー。神戸」
「マジかよ」
「お前に会っちゃったんだしもういいだろ、つーか知らせなかったの知ったら怒られる」
その場ですぐに神戸に連絡を入れる。
20分後
「よー、神戸、いきなりごめんな」
「………」
頭に疑問符を浮かべたまま怪訝そうに俺たちを見つめる神戸。
「いや、いいけど…なんだよ」
「担当直入に言うけど」
「?」
「理央がちっさくなりました」
「………
……は?」
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