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しよう。
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俺様がそう言うと、アンパンマンはちょっと呆れたような顔になった。
「またそんなこと言って……。」
「だって、好きなんだ。」
「っあのねぇ。」
全然伝わってない。
こんなに好きなのに、どうしたら伝わるんだろうか。
さっきから口で言っても聞いてくれないし、キスもハグも俺様なりには頑張った方だったんだが。
やっぱり、もっと頑張らなくちゃダメか。
「―――て訳だから、僕の気持ちを利用しようとしても、」
「分かった。」
「ようやく分かってくれた?」
「えっちしよう。」
俺様がそう言うと、アンパンマンは目を丸くして押し黙ってしまった。
どうしたんだ、こいつ。
まあ、いいだろう。
ダメって言わないってことは、いいってことだ。
黙ったままのヤツの肩を押して体勢を入れ替える。
シャツのボタンを外し始めると、アンパンマンが顔を手で覆った。
「あ゛〜ッ、もう!」
急に大きな声を出すからびっくりして思わず手が止まる。
すると、アンパンマンが顔から手をのけてこっちを睨みつけるように見やった。
「なに止まってるの、するんでしょ、えっち。はやくしなよ。」
「分かってる! 俺様がやるから、お前は動くなよ。」
ボタンを外しきってシャツの前をはだけさせると、滑らかな白い肌が見えた。
なんだかどぎまぎしながらその肌に舌を這わせる。
首筋にちゅうと吸い付いてみるけど、なんの反応も返ってこないし、うっすらとピンク色にはなったが、思ったような痕は残らなそうだ。
仕方がないから胸に移動する。
でもここも、前にやった時に何ともなかったんだよな。
舌を這わせたり赤ん坊みたいに吸ってみるが、やっぱり記憶の通りなんの反応もない。
大丈夫か心配になってアンパンマンの方をちらっと見てみると、つまらなそうな顔をしているのに、目だけはギラギラしていて、どんな感情でこっちを見ているのか全く分からなかった。
いつもはよく回る口が何も言ってこないから、だんだん不安になってくる。
気持ちよくないのか。俺様が下手だから?
いや、触ってる場所が悪いのかもしれない。直接的な刺激だったら、コイツも反応するはずだ。
ちょっと性急かもしれないが、そんなこと言ってられない。
アンパンマンの気が変わらないうちにやらなくちゃ。
そう思ってアンパンマンのズボンを慌て気味に引き下げると、べちんと音を立てて俺様の顔にナニかが当たった。
いや、もしかしなくてもこれは。
「なんで……、」
なんで、こんなにガチガチになってるんだ。
あんなに無反応だったのに。
アンパンマンを見やると、まだあのつまらなそうな顔をしていて、何でなのか全然分からない。
「舐めてくれないの。」
アンパンマンの声で、あ、そうだ、と思い立って屹立するそれに顔を寄せた。
みてろ、絶対に気持ちよくしてやるからな。
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