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#1-23
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つわりがまだ少しましになったころ、親に連絡してないことを思い出した。まず光希の実家に電話する事にした。光希の両親は同性婚じゃない。電話をかけると2コール目で出てくれた。
"はい、遠山ですけども"
"あ、陸です、ごぶさたしてます"
"あら、陸くん、こんにちは"どうやらお義母さんが出てくれたようだ。お義母さんはとても綺麗な人で僕にも優しい。
"こんにちは…あの…報告がありまして"
"ん?どうしたの?"
"…実は妊娠4ヶ月なんです"
"え?陸くんが?"
"はい、もちろん父親は光希です"
"そうなの?おめでとう"本当に嬉しそうに言ってくれる。
"ありがとうございます、すみません、報告遅くなってしまって…つわりがひどくて入院してしまって"
"入院したの?言ってくれれば良かったのに"
"頭まわらなくて…"苦笑すると
"あの馬鹿息子はやっぱり馬鹿ね"
"いや、毎日光希会いに来てくれてましたよ?"
"ふふ、あなたたち仲良しね、まぁまた1回お父さんつれて遊びに行くわ"
"あ、はい、ぜひ来てください"
"じゃあ体に気を付けてね"
"はい、ありがとうございます、失礼します"光希の家の電話はすんなりいった。次はうちの親だがここが問題だ。本当は電話をしたくもない。
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