アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
なんなんだ。
-
走り出した先は、飛雄のいるクラス。
だけど、飛雄はいなかった。
「…どこに?」
探していたら、
日向が、菅原先輩と練習していた。
本当にいい子なんだな。と思った。
飛雄、いないや…
そのまま予鈴が鳴ったからクラスへ戻った。
お弁当はもう食べれない。
月島君のせいだああああ
と、思っていたら、また、現れた。
全く、僕の何がイヤなのか!!
「…何の用?」
「…口、あけなよ。」
「え?」
と言った瞬間、ポイっと、何か口に放り込まれた。
口を閉じれば、甘い香りと滑らかに溶けて行く…
「…チョコだ…」
飲み込んだのを確認して去って行った。
すると、山口君が、
「ツッキーね、さっきのこと気にしてた見ただからー。
あー弁当のことね?
…ツッキーはツンデレなんだよー
だから、あんまり、マイナスに思ったらダメだからー」
とか意味不明なことを言って、
山口君は席についた。
なんなんだ。
君達二人は…
口の中は甘い。
そう思うと、なんだかどーでも良くなった。
「…甘い…」
早く、
早く、飛雄とバレーしたい。
僕はただそう思って、
空を仰いだ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
12 / 124