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試合
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及川先輩とわかれてドリンク作りにいそしむ僕。
体育館へ戻った時、
及川さんが烏野にちょっかいかけていた。
「…こりないなあ…」
そんなことを呟いていると、
飛雄が傍まできた。
「優」
「?どうしたの?」
「…絶対勝つから、みとけ。」
そう言って、挨拶へ行った。
「…みてるよ。飛雄…」
バレーしているキミが僕は一番スキだからね。
試合がはじまり、
試合は烏野が先占していた。
相手の常波は休憩のとき、レベルが違うとあきらめかけていたけど、
なんとか、チームワークを乱さないよう頑張っていた。
烏野は絶好調だった。
飛雄のサーブはすごくキレイに決まっていたし、
ほんと、惚れ直してしまう…。
「…かっこいいなあ…」
僕のつぶやきに、
清水先輩がそうね。と返してくれた。
試合には勝った。
けれど、日向と飛雄の速攻は今回は使わなかった。
監督の作戦だろうか…
まあ。
勝ったことにこしたことはないよね。
試合が終わり、スポドリを配っていた時、
蛍が頑張っていたことを思い出し、
蛍の所へ行った。
「蛍ー!」
「…優うるさいよ。」
「おつかれさまっ」
「あんま、走らないでよね。またケガしちゃうでしょ?」
そう言って、僕の頭をなでた。
なんか、ドキドキする。。。。
「…次も勝とうね。」
「……そうだね。」
「…勝ったんだから、もっと喜べばいいのに…」
「…無駄なエネルギーは使いたくないんだよね…」
「…ひねくれてるなあ蛍は…」
「……」
「…お疲れ様!」
「うん。」
日向に声をかけようと思ったけど、
なんか勝利の嬉しさに浸っていたから、
声はかけないでおいた。
「飛雄ーおつかれ!?どどどどどどうしたのさ!」
飛雄が僕にいきなり抱きついてきた。
うおおおおお!!
数週間前の僕だったら、
嬉しすぎて気絶してる!!!!
「勝ったぞ、優」
そう言われて、僕は
「お疲れ様」
と声をかけ、頭をポンポンと、なでてやった。
うん。
犬みたいでかわいいなあ…。。。
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