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「あ、ちょ…んっ」
蓮の舌が口内に侵入し、俺の舌を絡め取る。
それだけで俺の下は熱くなり、ズボンの中でぴくぴくと震えている。
ヤバイ。このままじゃ、部屋の片付けが出来ない。
「へ、へんっ」
何とか声を出してみたが、舌が上手く動かせず、蓮と呼んだ筈が「へん」になってしまった。
それを「変」だと勘違いしたのか、蓮の手がシャツの中に入ってきた。
胸を弄り、蓮の指先が先端を掠めると勝手に腰が揺れる。
「あっ…」
このままでは本当に最後までヤられそうだから、両手で力いっぱい蓮の身体を押した。
ぴったりとくっついていた身体と唇が少し離れ、蓮の力が緩んだ隙に俺は蓮の腕からすり抜けてキッチンから出た。
「…尚」
眉尻を下げて小さく俺の名前を呼ぶ蓮にドキリとする。
本当は俺だって蓮としたい。
でも今してしまったら、2ラウンド、3ラウンドと1回では辞めてくれないだろうから、疲れて部屋の片付けが終わらない。
出来れば嫌な事は先に済ませて、綺麗になった部屋で蓮と新しい一歩を始めたいんだ。
「部屋の片付けが終わったらって、言ったよな?」
ぷぅと、子供みたいに頬を膨らませて拗ねる蓮に、念を押すようにもう一度同じ事を言う。
手でくしゃくしゃと髪を掻き混ぜると、蓮は軽く頷いた。
「ん、ごめん。片付けで疲れたからやっぱり無しとかやだよ?」
「言わねぇよ。バーカ」
「ん、なら、片付ける」
「おう」
素直な俺の下はまだ熱い。
それを隠す様にズボンを緩め腰パンにして、俺は床に散らかっている蓮の服を畳んだ。
蓮はというと、食器棚にお皿やコップを仕舞っている。
よし、ちゃんとやってるな。
お互い黙ったまま、黙々と部屋を片付ける。
本も棚に直し、テーブルを組み立てた。
「あー、終わった!そっちは?」
「なおちゃーんっ!!」
「うわぁっ!ーーってぇ」
片付けが終わったらしい蓮は俺に飛び付いてきて、その勢いでテーブルに後頭部辺りをぶつけてしまった。
「あ、尚!ごめんっ!!」
ああ、何か視界がボヤける。
「尚!尚っ!!」
泣きそうな蓮の声を聞きながら、俺はそのまま意識を手放した。
結局その日はセックス出来ず、次の日、朝から蓮に襲われ、5ラウンドまでヤられたのは言うまでもない。
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