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とにかく俺たちは自分たちがどのクラスに配属されるかを確認すべく、クラス割りが貼られてるであろう下駄箱正面のホワイトボードに向かった。
「うおっ!めっちゃ人ぱねえ!」
下駄箱に近付くと人がゴミのようにワサワサしていて、もはや俺たちが確認できるのはあと数十分掛かりそうだ。
だが俺には最終兵器がある
それは…
「ヘイ達也!」
「はーい、ちょーっと通りますよぉ〜」
達也が人集りを割って入っていく。
こういう時イケメンと言うのは羨ましい
俺なんかがあの中を割って入ったら間違いなくフルボッコだ…。
人混みを割って入っていく達也の背中に尊敬の眼差しを送りながら頷いていると、突如背中に何かがぶつかる様な衝撃が走った。
「ぅおっ!すんまっせn…ッ!」
な?!
何だこのデラベッピンは?!!
後ろに振り向き適当な謝罪を投げかけるも、その言葉は余りの衝撃に途切れ飲みこんでしまった。
王子様だー・・・
それ以上の言葉は出ず、ただただ黙って見上げていると
彼はニコリと微笑み一言こう言った。
「 邪 魔 」
……………
……………………
…………………………
はあっ?!!
え、なに?!え?
俺今なに言われた?
グルグルとたった今目の前の人物に言われた一言が脳内を駆け巡っている。
だが俺も男だ。
ここは冷静に…
「は?あんたがぶつかってきたんだろ?」
これくらいは言い返しても良いだろ。
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