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これは悪夢なのか
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「よーし、みんな黒板に貼ってある紙の通りに席につけー」
えー、俺の席は…
おっ!窓側の後ろから2番目!
最強とはまさにこの事だな!
俺は幸先の良い学校生活の始まりに、上機嫌になりながら席に座ると、周りを見渡した。
まぁ、当然だけど…
「…男しかいねー…」
男子校だから当然の事なのだが、嘆かずにはいられない。
何せ見渡す限り男男男なのだから…。
えー…、達也の席は…
プッ!あいつ教卓の目の前じゃん!
神はあいつを見放したな!
口元を隠しニヤニヤと達也を見ていると、隣の席の奴と目があった。
やべえ、笑ってるとこ見られた
恥ずかCー!
バッと顔を下に向け身悶えて居ると
クスクスと何だか上品な笑い声が聞こえてきた。
チラッと笑い声の元である隣の席の男に目を向けると
それに気付いたのか俺に話しかけてきた。
「あっ、ごめんね?笑ったりして…僕は、東城 歩(とうじょう あゆむ)、良かったら仲良くしてくれないかな?」
そう言って手を差し伸べてくる歩の手を握り、軽く上下に振る。
歩の手は何だかプニプニして気持ちよかった
それに歩は男なのに女の子みたいな可愛らしい顔立ちで、ハチミツ色のふわふわの髪の毛に色素の薄いぱっちりおめめ()
身長なんかも俺と変わらないくらいだ
相手は男なのに軽くときめいてしまった自分が憎い
「おう!俺は東雲 真!またの名をジョ○ーデップ、よろしくな!」
えー似てないよお、とクスクス笑う歩に俺は何だか嬉しくなりヘラヘラと笑った。
この学校に来て始めての友達!
何だか楽しくなりそうです!
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