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「まずは何としても奴に勝てる要素を見つけないと…」
昼休み
俺たちは学食に向かうべく、この無駄に長い廊下を歩く
「なくね?つーか、まこ何でそんな嫌われてんのー?」
ん?
「…知らねーよ、俺が聞きてーわ、っつーかなくねーよ」バシッ
「あいたー!」
「あはは」
それはそうと、今俺たちは学食に向かっているわけなんだが
なんと聞くところ、この学園は一流シェフを専門に雇っているらしく、さすが金持ち校と言うべきか、高級素材がなんちゃらなんちゃらで、とにかく美味いらしいよ
らしいよと言うのは、俺たちはまだその料理達をお目にかかっていないわけだからだ
そう、今日が所謂初体験
たかだか学食なんだろうが、期待に胸が膨らむ
「歩はなに食べるの?」
「んー、まだ分かんないから行ってから決めようかなあ」
ふーん
ま、そうだよな
「真は?」
「あればカツ丼」
「…へぇ」
ん?
「本当、真って顔に似合わないよねえ」
「だよねー」
………
カツ丼に似合う顔ってどんな顔だよ
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