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「えっ、と……天野くん…?」
ビビってるなんて悟られたく無いけれど
俺たちを取り巻くこの空気に耐え切れなくなり
俺は涙目になりながら、今俺の上に覆い被さっている男を見上げた
人間訳のわからない事ほど怖いものはない
「…………」
無言で見下ろす奴の表情は、どこか嬉しそうな
けれど悲しそうな
何だか朧げで消えてしまいそうな、酷く儚い存在のような気がして
俺は、無意識に
「ーーッ⁉︎」
………ん?
無意識に何してんの?俺…
この変な空気に毒されたのか、それともただ流されたのか
俺は無意識に
無意識に‼︎(重要)
奴の首に腕を回し、しがみついていた
「うおあああああ‼︎‼︎」
何を血迷ったのか
自分でも理解出来ない己の行動に俺は奇声を上げ
予想外の俺の行動に未だ呆気に取られている奴を全力で突き飛ばし自室へと走った
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