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「………何?」
急に動きが止まった俺を奴は訝しげに見下ろす
「あ…いや…」
何だか急に恥ずかしくなり、下を向く
ドキドキと高鳴る心臓を抑え込むように服を掴んだ
「おい、…お前」
明らかに様子がおかしい
それを感じ取ったのか、奴は俺に手を差し伸べてきた
俺はふと、鏡に映った己の姿を確認する
紅潮した顔
元々、肌が白いからか余計に目立つ
そうしていると余計に苦しくなり、視線を奴に移した
髪から雫が滴って、頬を伝い首元まで垂れていく
首筋を伝って服に滲んだ
ただそれだけの事なのに、酷く妖艶なものに見えた
…ん?
首…
「ああああああ‼︎‼︎」
すっかり忘れていた
俺はパシッと奴の手を振り払い、再び奴を睨む
おかしくなってる場合じゃねーぞ、心臓!
「てめぇコレどー言う事だよ‼︎」
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