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煌のことをグルグルと頭で考えている内にGWは終わり、大学の寮へと戻ってきた。
もう夜遅いが、寮の部屋に入ると煌の姿はなかった。
早く会いたい思いと、会いたくない思いが二つあった。
煌がいない事にホッとしているのか、ガッカリしているのかよくわからなかった。
長旅に疲れた日向は荷物をドサッと置いて、ベッドに横になった。
枕に鼻を押し当てると、一週間ぶりの煌の匂いを感じた。
匂いを嗅いだだけで、身体が直ぐに反応するのがわかった。
やっぱりオレ、おかしくなっちゃった…。
煌の事嫌いなはずなのに…。
煌だってオレの事嫌いなのに…。
何考えているの?
おかしくなってるオレを見て面白がってるの?
何度も考えた事が頭の中をよぎる。
煌は何を企んでいるの?
どっちにしろ陽向は自分にとって良くないことだと思った。
それでも身体は素直に反応してしまう。
寝る前の日課が身体に染み付いてしまって、溜まったものを吐き出さないと、どんなに疲れていても眠れない。
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