アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
37
-
「ハァ…、ハァ…。」
いつ煌が帰ってくるかわからない状況も忘れて、陽向は行為に没頭していた。
もう少しで達しそうな時だった。
扉がガチャっと開く音が聞こえた。
煌が帰ってきたみたいだ。
陽向はハッとして、急いで寝たフリをした。
心臓がばくばくしている。
バレたらどうしよう。
荒くなった息を整えて、ゆっくり呼吸する。
足音が聞こえ、陽向が眠るベッドが沈む。
煌がベッドに座ったみたいだ。
「陽向…?」
煌の呼ぶ声が聞こえた。
1週間振りの声に胸が高まってしまった。
「寝てるの?」
煌は陽向の頭を撫でてくる。
一瞬ビクッとなりそうになるが、反応しないようにそのまま寝ていた。
またベッドが揺れたかと思ったら、今度煌は陽向の首筋にキスをしてきた。
ゾクゾクとして、さっき限界に行きそうだった物が脈を打った。
飽きずに煌は陽向の首筋や耳の周りを音を立てながらキスをしてくる。
陽向はくすぐったさと、気持ち良さから寝たフリが限界になろうとしていた。
「陽向?起きてるんでしょ?」
耳元から煌が囁いた。
や、ヤバイ…。バレてる?
まだ寝たフリをしようか、この際降参しようか迷っている時だった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
37 / 39