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ソファの上で
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寮の4階まで上がって山木と三浦と別れ、部屋へ行く。
なんとなくそんな気分だとか言って、夕食は外で4人で食べてきた。
とりあえず早く風呂に入りたな、なんて思ってるんだけど、今入ろうとしたら絶対一緒にって言われそうだ。
「…拓斗、近い……」
「んー?嫌じゃねーだろ?」
「嫌じゃ、ないけど……」
この寮の部屋はワンルームで玄関入ってすぐ横にトイレと風呂がある。
一応仕切りのドアがあって、その奥が寝室っていうか、まあ勉強机とかも全部そこにあるんだけど。
ワンルームだけど2人部屋だからか意外と広いし、各部屋にトイレも風呂もあるからいろいろ楽だ。
まあその分トイレとか風呂の掃除がちょっと大変だけど、いつも親がやってたんだって思えば全然できる。
拓斗と付き合ってからは、部屋の両端に置いていたベッドを拓斗の案で左端に寄せてダブルベッドみたいにした。
それから右端にはもともと寮の各部屋にあったソファを壁に寄せて置いた。
「薫、もっとこっち来いよ」
ソファに並んで座ってるんだけど、拓斗は俺の肩をしっかりと抱いている。
「嫌だ」
「じゃあ押し倒すよ?」
「っ!?ば、バカ…!」
別に、くっついているのが嫌とかじゃないんだけど、なんか、反抗したくなる。
押し倒されてはならないと、自ら拓斗の方へ体を寄せると、強く抱き寄せられて膝の上へ乗りあげてしまった。
「ちょっ…拓斗!近すぎ、だって……」
「…いいだろ。ていうか、もっと」
「ん…っ」
肩を押し返そうとすると、腰に腕を回され逃げられないようにされる。
そして、そのまま抱き寄せられて、口づけられた。
肩を叩いても離してくれなくて、顔を離そうとすると後ろに回した手が頭を押さえ、離してくれない。
激しいキスじゃなくて、ねっとりと深いキス。まるで俺をじっくり味わっているみたいな…。
舌を焦れるくらいゆっくり舐めて、絡めてわずかに引かれて、そのまま舌を差し出すと、しゃぶりつかれた。
「んんっ!…ん、ふ……」
力が抜けて、立膝だったのが完全に拓斗の上に座る形になった。
向き合った体勢で、もう俺は拓斗に体を預けるしか術がない。
肩を押し返そうとしていた両手を拓斗の首に回して、されるがままに深い口づけを受けていた。
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