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風呂へ
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このまま拓斗に溺れてしまえば簡単に受け身になって拓斗を受け入れることができるかもしれない。
でも、それは嫌だ。
受け身になることが、というよりは、理性を無くしてしまうのが嫌なんだ。
「っ、拓斗……もっと、キス………」
「ん…体、触ってもいい…?」
「ぁ…っ、お、れも……触りたい……」
「ん、いいよ…」
拓斗の手が脇腹を滑り、腹をまさぐる。胸に手を這わされると、くすぐったいような気持ちいいような感じがした。
俺も拓斗に口づけながら、拓斗の首筋を両手で覆い、撫で這わせて鎖骨へと移動させる。
拓斗の胸の尖りに触れて、親指の腹で擦ると、俺の体をまさぐる手が激しさを増し、お互いにどんどん興奮していくのがわかった。
「…なぁ、薫。風呂、行かねぇ…?」
「ん…っ、い、く……早く、行こ……っ」
さっきまで一緒に風呂に入るのは……って思っていたのに、とにかく触れ合っていたくてたまらない。
「ふ…薫って、結構エロいんだな」
「な…っ!そ、そんなんじゃねーよっ!も、もう俺先入るっ」
見透かされたような言葉に顔がかっと熱くなり、ごまかすように急いでベッドに置いてあるパジャマ用の服を取りに行く。
「待てよ」
「あっ!」
シャツに手を伸ばした瞬間、後ろからぎゅっと抱きしめられた。
「薫と一緒に入りたい」
抱きしめた手の力を緩めないまま、拓斗の両てのひらの指先に軽く力を込められた。
胸と腹を指の腹でひっかかれるように、ゆっくりと弄られる。
くすぐったくて、体がビクビク震えて、だけど振りほどけない。
「た、くと…っ!や、やめ……ぁっ、わ、わかった、から……っ」
脇腹を引っ掻かれると、くすぐったさと気持ちよさが相まって、力が抜けていく。
「い、一緒に…っ、は、入る、からぁ……!」
「ん…」
もう一度ぎゅっと抱きしめられて、それから俺を離すと、拓斗は自分もベッドの上に置いていたパジャマを取って俺の腰を抱いた。
「行こう、薫」
そのまま抱き寄せられてキスされて、俺の腰を抱いたまま、風呂場へ向かった。
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