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薫のキス
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拓斗の全てが欲しい。
そう言ったら、拓斗はなんて言ってくれるだろう。
「奥まで…、きて……」
縋り付いて言うと、拓斗は俺をぎゅっと抱き返してくれた。
「あ……ッ、ん、すご、い……っ」
やっぱり奥へ奥へと動かされると、勝手に力が入ってしまうけど、さっきよりも、リラックスできているおかげか、そんなにキツくない。
拓斗もいくらか楽になったのか、さっきよりずっとスムーズに入ってくる感じだ。
「薫…奥まで入ったよ……」
「…っ、拓斗……キス、したい……」
ものすごい圧迫感だけど、そこに拓斗のモノが挿ってるんだって、拓斗と繋がっているんだって証拠だから、嬉しくて涙が出そうになる。
「ん……、薫、馴染むまで、こうしてよっか……」
ちゅっとキスをしてから、拓斗が俺の頬を撫でた。
「へ……?」
「ん、だから、すぐ動いたら多分薫が辛いだけだから、後ろが馴染むまで、な…?」
繋がれたことに歓喜してその先を考えていなかった俺に、拓斗が言う。
すごく、優しい声だ。
「…拓斗、好き……」
「ん…俺も好きだよ」
意識してしまうと、後ろをきゅっと締め付けてしまうんだけど、拓斗はそんな俺にふっと笑いかける。
恥ずかしい。キスされるたびに、撫でられるたびに、締め付けてしまう。
圧迫感ばかりだったそこが、だんだん馴染んできたからか、俺にも少し余裕がでてきたみたいだ。
されるがままにキスしていたのを、今度は俺からも求めてみる。
自分から舌を絡ませてみたら、拓斗は嬉しそうに目を細めた。
そういえばされるがままで忘れていたけど、俺だって、キスには自信あるんだから、拓斗を気持ちよくさせることだってできるんだ。
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