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感じる体
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抱き寄せられて、拓斗の上に乗りあげる。
拓斗の膝の上に座って向き合った状態になると、いつもと違って俺が拓斗を見下ろしてる形になって、ヘンな感じだ。
両手で腰を掴まれて、くすぐったさに身じろぎをすると、余計に刺激されてくすぐったくなった。
「…薫、可愛い……」
腰を掴んだまま親指でぐりぐりくすぐるように刺激してきたり、わき腹や腹を撫でてきたり……。
ついこの前までタチだったはずなのに、めちゃくちゃ感じちゃって、すぐに息が荒くなってしまった。
拓斗はそんな俺を楽しそうに、愛おしそうに目を細めて見上げてきて、その表情にもドキドキしてしまう。
「俺のことだけ考えて」
真っ直ぐに見つめられてそう言われても、もうとっくに俺の頭の中は拓斗のことだけで占められている。
他のこと考える余裕なんてないくらい、拓斗に溺れていて、拓斗のことが大好きで、触れたくて、触れられたくて、繋がりたくて……。
「拓斗…もっと触って……」
そう言いながら手を伸ばし、拓斗の髪を撫でて、頬に触れる。
温かくて、気持ちよくて、自然と自身の頬を寄せ、首筋に顔を埋めた。
リップ音を立てながら首筋に後をつけないくらいに吸い付いて、舐めて、また口づける。
その間、拓斗の両手は俺の体を弄って、弱いところを触られるたびにビクンと体が跳ねあがる。
そうすると、弱いとこばかり執拗に触ったりくすぐったりされて、たまらなくて身を捩った。
「…ん……っ、は、ぁ…」
吐息が漏れて、口の端から唾液が零れ首筋を濡らす。
ダメだ、俺、こんなふうに触られるだけで、こんなよがってしまうなんて。
「薫…」
肩を掴まれ体を離されると、拓斗の両手が頬を包み込む。
欲に濡れた瞳が、真っ直ぐ俺を見つめていた。
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