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「薫……、気持ちよかった…?」
「うん…、すごい、良かった…。拓斗、俺まじで、好きすぎてヤバい……」
体も拭かないままぐったりとベッドに寝転んで、拓斗に腕枕をしてもらっている。
どうしてこんなに好きなのかわからない。
「じゃあずっと、そのままでいて。俺もずっと、薫のこと愛してるから」
「うん…。ねえ、拓斗、拓斗は…その……気持ち、よかった……?」
「ああ、めちゃくちゃよかったよ。薫ん中、俺に絡みついてきて、離さねえの」
「ちょ…っ、や、やめろよっ」
また意地悪な笑みを浮かべて、恥ずかしいことを言ってくる拓斗に慌てて胸を軽く叩くと、拓斗は小さく笑った。
「明日、三浦に怒られるかもな。うるせえぞって」
「…どうしよう……」
「薫から誘ってきたくせに」
「ん…っ」
ちゅっとキスされると、今まで何度もキスしてきたのに、ドキドキする。
このドキドキは、いつまでたっても慣れないんだろうなって思う。
でも、慣れない方がいいかもしれない。
だって、いつもドキドキさせられる方が、なんかイイじゃん…?
「明日は三浦の目の間ででキスしてやろうか」
「ば、ばか……。ていうか、もう三浦はいいから…っ」
「はいはい、嫉妬すんなって。可愛いな」
「…るさい……」
裸の拓斗に抱き着くと、まだ拭いていないものが俺の肌にぬるりとまとわりついて、またドキドキした。
「…ねえ、拓斗ぉ……」
甘えるようにすり寄ってみると、頬を優しく撫でられる。
「どうしたの?…またシたくなっちゃった…?」
「ん……っ、拓斗……」
首筋を撫でられて、どんどん体が熱くなっていくのがわかる。
「…本当、すっかりやらしーネコちゃんになっちゃったな……」
「…っ、拓斗のせい、だから……責任、取って…」
抱き着いてキスをすると、拓斗は体を起こして俺を抱き上げた。
「じゃあ、お風呂でしよっか。お湯に浸かってだとまた気持ち悪くなっちゃうから、風呂場にタオル敷いて、ね…?」
「ん…、そこなら、聞こえないよね…」
「うん、大丈夫」
首に手を回してぎゅっと抱き着くと、拓斗は俺をお姫様抱っこしたまま風呂場へ連れて行ってくれた。
「今夜は寝かさないよ」
「…バカ、好き……」
拓斗の言った通り、俺らは夜明けまでずっと、抱き合っていた。
-end-
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