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輪廻の先でもまた愛そう。終
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『……久しいな、小娘。
何?記憶を消すのは残酷過ぎるだと?
何を言う。あの小僧もいつかは思い出すさ。"愛の力"なるものでな。…少し臭かったか?
まあ良い。それよりお前、不老不死の輪廻を止めてやったというのに、また電脳体になったな?何故だ。死を予期して回避することもできた筈だろう?お前の想い人も姿を変えるし……。
……お前、ギャーギャー騒ぐな。『貴音の姿だと照れ臭くてシンタローと喋れない』とか何を言っているんだ。どれだけ不器用なんだ。
…しかしまあ、願いの中に"望む姿で生まれ変わる"というものがあったしな。良しとしよう。
さあ、私はそろそろ行く。奴らの恋物語を眺めることにするさ。
愛だの恋だのと浅はかに騒ぐのを見るのは嫌いじゃない。愛することが悪くないということも、あいつのお陰で分かったしな。
私は、君のことを今もまだ愛しているし、な____……』
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