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君がためおしからざりし…7=SIDE S=
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決定的に拒絶の言葉を予想していた俺は、西覇の顔を凝視するしかなかった。
予想もまったくしてない、言葉だった。
「……一緒に、いたい。 セイハと一緒に、俺はいたい、誓う!」
俺は食いつくように、西覇の腕を掴んだ。
思いもつかない言葉に必死に期待をのせる。
「一度は逃げた貴方を信用したわけじゃない。アンタは凄く弱い人だから。だけど、アンタがどんな風に逃げても、オレはもう逃がさない」
静かなだけど、強い言葉で囁きながら西覇は俺の背中を抱き寄せて端正な顔を近づけてくる。
「……俺はずっと……一生、オマエしかスキじゃない」
何度も思っていた言葉。くりかえし、くりかえし。
10年以上、ずっと。
忘れようとは、しなかったし、できなかった。
「馬鹿な人ですね。僕に出逢わなければ、きっと幸せだったのに」
言葉とは裏腹に、西覇は俺がずっと見たかった昔のような優しい笑顔を向けて、俺の顎を掴むと唇を重ねて貪るかのように舌を吸いあげる。
脳みそまで痺れるかのような直接的な刺激に、鼻から熱い息が漏れる。
全身を苛むような、痺れと熱に俺は唇を動かして西覇の舌を食み、チュッチュと吸いあげる。
せわしなく俺のシャツとスラックスを剥がし、西覇はさっきまで慣らしていたアナルの周りを指で辿る。
指の刺激にたまらず、腰を押し付けるように揺らすと、西覇は唇を離して俺を見下ろす。
「そんなに経験ないはずなのに、いやらしい。10年間、ずっとオナニーしてたの?」
意地悪な顔で浅いところに指を差し込み、俺のペニスの裏筋を指でなぞる。
「ンッ、っ、セイ、ハ、、そこじゃ、イ、ヤダ」
ゆっくりゆっくり括約筋を拡げられ、浅いところばかりをいじられ、じれてたまらない。
「教えてください。成春さんの、10年をオレは知りたいです」
耳元で囁かれ、ギュと穴が指を咥えたまま締まる。
「っ、っ、ハァ、ンッ、セイハと、してるの想像して、抜いてた、よ」
告白を促され、答えると羞恥で全身が熱くなり、ペニスから我慢汁がだらだらとあふれる。
「こんな風に、指も入れてた?」
3本指を差し込んで、ぐぷぐぷと動かして、肝心な箇所には触れてくれず、俺は脚を開いて我慢出来ずに腰を突き出す。
西覇は指をすこし引いて、俺の痴態を楽しむように追い詰めてくる。
「教えてください、こんなに腰を突き出してどうして欲しいの?」
俺の本心を暴くように見つめられると、身体が溶けてしまいそうになる。
「セイ、ハ、や、もっ、奥、さわって、なか、ほしい、ほしいっ」
「やらしいですね。アナルにぶちこまれたくて仕方がない顔で。そんなに欲しいの?」
意地悪な言葉にも、俺は頷いてしまう。
疼いて疼いてたまらない。
あの時のように、抱いてほしい。
ググッと指が奥を突きあげる。俺は腰を揺らして快感に腰を浮かし、
「っ、っハッ、セイハ、ァア、イ、イク」
「まだ、駄目ですよ」
キュッと先っぽを握られて、俺の絶頂を阻止する。
「指でいいんですか?成春さん、オレにどうしてほしいのか、ちゃんと教えてください」
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