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プロローグ
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ある日突然、先輩が消えた。
何の前触れもなく、忽然と。
「じゃあ、またな」
そう言って笑って背を向ける大樹の姿が、脳裏に焼き付いて離れない。
今思えば、少しだけ嫌な予感がしていた。
確かにあの時、俺は焦燥にも似た何かを感じていたのに。
家に帰る彼を少しでも引き止めていたら、こんな事にはならなかったのだろうか。
或いは、何かが変わったのだろうか。
今悔やんでも、もう遅い。
全てはあの時に始まっていたのだから。
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