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鈴のいる風景3~R18腐、オリジナル
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四
『どうしよう。
秀にいが好きだ』
!
『一緒に風呂に入ったりすると、僕、なんかドギマギしてしまう。
何でだろう。
もともと秀にいはイケてるし、頭も良いし…
でも男だ。
僕も男だ。
男が男にドキドキするなんて変だ。
どうかしてる』
『部活の後輩から、ラブレターをもらった。
かわいい子だし、つきあってもいいなと思った。
今度映画に行く』
『映画に行った。
極めつけのホラーだった。
終わった後でマックして、海の近くの公園に行った。
いっぱいアベックがベタベタしてて、美麻も少し影響されたみたいだった。
キスしたけど、僕は燃えなかった。
じゃあねって、普通に別れた』
美麻…
『夢を見た。
美麻と過ごした時間が、秀にいとの時間に変わってた。
僕は終始ドキドキしてた。
キスもした。
秀にいはそれ以上求めてきて、僕も拒まなかった。
僕を後ろから抱え込んで、僕のに手を添えてくれて…
目が覚めた時、僕は発射してた』
『秀にいの顔がまともに見られない。
下手に口きくと、告白(コク)ってしまいそうで怖いからだ。
秀にいが兄貴として以外、僕を愛してくれることなどありえない。
秀にいは僕を松東から救ってくれた。
ああいうことは良くないと思ったからだ。
そんな秀にいが、僕に何かしてくる、してくれる。
ありえない。
絶対ありえない…』
日記を伏せて目を閉じる。
あの頃の麟がそんなことを考えていたなんて。
確かに一時、麟はひどくナーバスになっていた。
二言目が即『ほっといてよ!』で、手に負えなかった時期があった。
でもまさか、そのイライラの原因に、自分が含まれていたなんて…
俺は頭を抱えた。
当時、たとえ気づいていたとしても、俺はあくまでノーマルだ。
麟の望みを叶えてやることは出来なかったと思う。
けど…
だからこそあの日、麟は無垢なまま、その心身をやつらに、蹂躙されつくす羽目となったのではないのか。
いっそ俺と結ばれた後ならば、暴力にさらされたとしても、まだしもダメージは少なかったかも、いや逆に、貞節を奪われるにも似た屈辱に、自らくびれて果てたかも。
では俺はどうすればよかったのか。
酔いどれた頭の中は、堂々めぐりを繰り返すばかり。
酒と日記にダブル酔いしていた俺は、いつの間にか鈴が合宿先から戻って、すぐ背後に来ていたのに、全く気づいていなかった。
「浮き輪なかったっけ。紺野の弟がプールデビューすんだって。古いのでいいっていうから…」
と、ごく自然に、あまりにも自然に鈴は来た。
そして不運にもひょいと、何気なく日記を覗き込んだ。
「日記?」
その瞬間、俺の頭の中でプツンと、何かが切れて飛んだ。
鈴の片手を取り、ぐいと引き寄せ床に組み伏せる。
「!」
抗う隙を与えず、制服の夏シャツをボタンごと引きちぎり、スラックスと下着を一緒に引き下ろす。
あらわな尻のラインさえ、若くすっきりと美しい。
俺は下半身を出し、自分の唾液でべっとりと湿して、怒張したそれで一気に鈴を、鈴の菊花を貫いた!
「うああああああああっ」
母親そっくりの声で、麟そっくりの顔で泣き叫ぶ、十*才の美貌が苦痛に歪む。
この日、この倉は再びの、溢れんばかりの鮮血に染まった…
4へ続く
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