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サクリファイス-生贄-3完結~R18腐、オリジナル
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「そーゆーことだな」
「宗田さんにかかったら、あの子はもう、百%犬だね」
犬…?
犬ってなんだ。
戸惑って保を見ると、保は別のことに気を取られているようだ。
「宗田さん…」
つぶやくように名を繰り返し、いきなりはっと目をみはる。
「あのひと宗田さんなんですか!」
保…?
保は完全に動揺している。
「だめだ鈴が、鈴が連れて行かれてしまう!」
「保?」
「宗田さんプロだ。鈴は…鈴は犬にされる…」
犬…
プロ…
何のことだか全くわからない。
その間にも、鈴はしとどに濡らされて、甘く吐息をついている。
宗田のそれ~いかにも大人大人した、長さも形も十分な逸物だ~が鈴の双丘を割り裂いて、全ての長さがなかに収まる。
俺たちがしたら泣いて暴れることなのに、鈴は『ああっ』と息をついただけ。
猫のように背中を丸め、宗田が動きやすいように膝立ちの姿勢に腰を上げた。
鈴のそれはビンビンに屹立しており、宗田は男の一人を手招いた。
一人が行く。
鈴の腰上げの姿勢の下に潜り込み、鈴を頬張ると、鈴は『んっ』とかすかな声を上げ、唇を噛む。
間違いなく感じている。
そんな鈴に、宗田は命じた。
「おまえも感じさせてやれ」
宗田の命を素直に聞き、鈴は男のそれを咥える。
貫かれながら咥えられ、自らも男を咥える鈴…
それも従順に。
それは見たこともない鈴の姿。
従順にヤられ、従順に奉仕し、呻き、悶える…
いつしか俺は泣いていた。
俺たちの目の前で、鈴は繰り返し繰り返しヤられ続けた。
宗田とその仲間に。
俺たちは、存在しないも同様に扱われ、宗田たちはそこ~保自慢の特製の監禁室~を、もともとの我がものででもあるかのように使った。
床で、ベッドで、猫足の浴槽で、宗田らに使われる鈴は、これまでにない美しさを放ち続けている。
俺と保の心はもう、乱れるを遙かに通り越し、完全にどうかしてしまっている。
ついに保は泣きながら、その場で自慰を始めた。
「保、保、おまえ何やってんだ!」
「おまえもやっとけ。これが鈴の見納めだ」
「何で! あれは俺らのものだろう!」
「もう違う…宗田さんに触れられたメンズは、100%宗田さんのものになる…人間にさえ戻らない…」
保の目は涙に濡れ、もはや何ものも見ていない。
今も宗田に貫かれたまま、唇も貪られている鈴は、悩ましく、何か特別な生き物のようにも見える。
「顔にかけてやる。こっちを向け」
言われるままに鈴は顔をそれの方に寄せる。
放たれた精液が、鈴の美しい顔を穢しても、俺にはもう、つく悪態一つ残っていなかった。
五
着衣を直した宗田らは、当然のように鈴を連れて去った。
宗田らは、保のチェストから、鎖と首輪を見つけ出し、全裸の鈴に首輪をし、リードのように鎖もつけた。
鈴はされるまま、鎖を引かれると、何の迷いも見せずに、四つ足のまま歩き出した。
俺たちの前を通る時も立ち止まらなかった。
まるで昔から宗田に飼われていたかのように付き従って行く。
俺たちは残された。
ただ残され、俺たちは暫くそのままでいたが、やがて何事もなかったように動き出した。
地下室を、隅々まできれいに片付けて、固く施錠してそこを出た。
俺たちはわかっていた。
二度とここを使うことはないと。
本当の加虐の世界を垣間見ただけで、俺と保は臆した。
俺たちは、本物にはなれない。
生涯小市民として、普通に生きて行くしかないのだ。
「僕はもう、君には会わない」
「ああ。俺もだ」
以来俺たちは一度も会ってない。
完
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