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続 いきなり襲われました
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木村 悠〈きむら ゆう〉。2-Aの担任で数学の先生。プラス神谷がくる前はちょこちょこつるんで居た奴だ。
大学からの腐れ縁で、気心の知れた友人、という関係である。
「こらこら、学校では木村先生と呼んでくれよ」
「わりぃな。つい癖で」
「それはそうと、さっき理事長が呼んでいたぞ?次は何をやらかしたんだ」
苦笑いしながら木村は一馬の肩を叩く。
「知らねえ。特に心当たりは無いけどな」
「そんなこと言って、カズちゃんは色々とやらかしてますからね?」
生徒に付けられた、好きではないあだ名を口にする。
ギロリと睨むが、木村はカラカラと笑うだけで応えてはくれなかった。
「それで、理事長は何て言ってたんだ?」
「至急理事長室に来いってさ」
頑張ってね、と一馬を見送る同僚に少々殺意を感じながらも、とりあえずそこに向かうことにした。
無視をしたらしたで、後々面倒なことになると身を持って体験したからだ。
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