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続 最悪の出会い
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「あ、ああ。意識も無いし、頭を負傷したってこともあって、動かしたらヤバイと思ってな」
「お前にしてはいい判断だ。直ぐに向かう。場所はどこだ?」
(こいつは一々 嫌味を言わなきゃダメなのか?)
内心、イライラしながらも今は生徒が大事だと一馬は頭〈かぶり〉を振る。
「こっちだ」
そう言って一馬は神谷を先導した。
幸い生徒の怪我は大事には至らなかった。軽い脳震盪、と神谷は判断していた。
「で?お前はいつまでここに居る気だ?」
保健室までその男子生徒を運んだ一馬は、そのまま様子見のために今だ保健室に居座っていた。
そんな一馬を神谷は邪魔だと言いたいように睨んだ。
「別に俺も好きで居る訳じゃない。でもこいつを一人にするのもダメだろ?」
「何のための保健医だと思っている。まあ、いい。その生徒の担任は?」
「ん?教室じゃないか?俺に任せてくれって言ったしな、副担だし」
一馬のセリフにぴくりと反応を示す。また嫌味か?と思っていると案の定…
「お前に副担が務まるのか?」
「…お前は人をバカにし過ぎじゃないか?喧嘩なら買うぞ!」
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