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ユビとユビ
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部室出て、日向と2人っきりで帰路に着く。
日向はチャリ押して俺に気遣ってくれてる。
分かれ道でおれと日向は分かれる
分かれ道まで、あとちょっと。
あの電柱の、すぐ先。
不意に、日向に触りたくなった。
ゆっくり手を近づける。
日向は、なんか意気揚々と歌ってる。
指と指が触れる。
日向が、ちょっとびくんってする。
指を絡める
力を込める
「……日向真っ赤」
「………うっせぇ…//」
おれもきっと、赤いんだろうな。
悟られないように真っ赤な空を見上げた。
「日向、一番星…見つけようぜ」
「!………見つけるまで、一緒に居ろよ」
手に込められた力が強くなる。
もう少しで、日が落ちる。
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