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「あ、葵さん…おかえりなさい」
玄関に入ると真緒が待ち構えたようにいた。
「ただいま…って、お前ずっといたの?」
「…はい。その、大丈夫でしたか?」
「高山さんと社長と話してきただけ。明日から仕事だから、俺」
真緒の横を通り過ぎてリビングに行く。
「俺も一緒に…」
「お前はまだダメ。大人しく留守番してろ」
「……………」
キツめに言ったら黙って俯く真緒。
はぁ…仕方ねーな。
「てか、準備できてんの?」
「…え?」
「出かけるって言っただろ」
俺の言葉に思い出したように声を上げた。
「着替えてこい。俺、車で待ってるから」
「は、はいっ…」
慌ててリビングを出て行く。
その背中を見送って、俺も軽く準備をしてから車に向かった。
「すいません…」
ドアが開いて支度を終えた真緒が入ってきた。
前に俺が買った服を着てる。
まぁ、コイツが持ってたやつ全部捨てたからな。
「んじゃ行くかー」
吸ってたタバコを消して車を発進させた。
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