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「それで近かったから鈴汰の家に…」
緋結と家が近くて良かったと心の底から思った。
「…なるほどね。だからそんな格好してるんだ」
冷静にそう言って鈴汰と俺を交互に見るすばるくん。
「まぁ、とりあえず部屋に運ぼう。悠季さんは離れてて」
「うん…。ありがと」
鈴汰の腕を肩に担いで連れてってくれるすばるくんの後ろを付いて行く。
ありがたいけど同時に申し訳なさが襲ってくる。
優しいな、すばるくん…
ジーンと感動してたら部屋に着いた。
「じゃあ、俺はこれで。後はよろしくね」
鈴汰をベッドに座らせるとすばるくんはそう言って部屋を出ようとした。
俺は慌てて引き止める。
「ちょっと待って!これからどうしたらっ…」
まだ鈴汰は辛そうだし!
「…どうするも何もヤるしかないと思うけど」
「や、やるって…」
まさか。
「セックスしかないでしょ」
やっぱり!泣
「でも、他に方法…」
「ないよ。それに飲まされたのはきっと媚薬。効果切れるまで付き合ってあげて」
ばっさりとすばるくんに言われて俺は本気で泣きそうになった。
「あ、俺の事は気にしなくていいから。慣れてるし」
”頑張ってね”
最後にそう言ってすばるくんは部屋を出て行った。
虚しくドアが閉まる。
「嘘だろ……」
前に媚薬入った鈴汰としたけど本当に辛かったのに。
…そうだ!
こうなったら鈴汰を隔離して自然に薬抜けるの待てば…
なんて閃いた時、背後から伸びてきた手に抱き締められた。
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