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ーガチャ、
「あ…」
あれから落ち着いて(下半身が)、部屋に戻ってきたらアイツが起きていた。
電気も付けないで。
まぁ月明かりがあるから暗くはないけど。
「お前起きてたの?」
「あ、はい…」
部屋に上がってテーブルの前に腰掛ける。
買ってきたタバコを一本取り出す。
「…帰ったかと、思いました……」
俯きながらか細い声で言う真緒。
静寂だから聞こえるようなもんで、テレビとかあったら絶対聞こえねー。
「タバコ買いに行ってただけ。帰ってなくて残念だったな」
「残念なんかじゃっ…俺、っ……葵さんに、申し訳ないこと…」
バッと顔を上げたコイツの顔は今にも泣きそう…てか泣いてるし!
なんでだよ!
「ごめ、なさぃ…。も、死にたい…」
ちょ、死にたいって!
俺は吸っていたタバコを灰皿に置いて、一つ溜め息。
それにすらビクッと肩を震わせるコイツを抱き寄せた。
「別にしっこ漏らしたくらい何ともねぇよ」
びっくりはしたけど。
「葵さん…」
「それ程良かったんだろ?俺とのセックス」
顔を上げたコイツの目元を舐めて言う。
そしたら照れたように頬を赤く染めて、ぎゅっと俺のシャツを握ってきた。
「……良かった、です…」
…ホント素直、コイツ。
「ま、俺も良かったし。コレ吸ったら寝るからお前先寝てろよ」
吸いかけのタバコを手にして言うけど、コイツは俺の胸から離れる様子がなく。
「…もう少し、このままでいても…いいですか……?」
まだ潤んでる目に見上げながら言われて、断る理由も無かったからいいと言えば礼を言って俺の胸に顔を埋めてきた。
まぁ…情事後とか甘えたくなるもんみたいだしね。
客とかもそうだけど。
銀髪を撫でながら、特に会話もなくタバコを吸い終わるまでそうしていた。
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