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朝飯食い終わって、また布団の上に寝転んだ。
「あー、腹苦し…」
「五杯もおかわりするからですよ。ご飯全部なくなりました」
ホッケだと飯が進むんだよ。
起き上がって真緒が持ってきたコーヒーを飲む。
気が利くことに砂糖とミルクが入っていた。
「…ん。これ何?」
でも飲んでみたら味が違う。
「あ、それ牛乳にコーヒーの粉混ぜたんです。口に合いませんでしたか?」
「いや、美味いけど。すき、こーいうの」
そう言って飲めば、不安気な表情から照れたように笑う。
…まぁ、素直。
にしても、やっぱ暑い。
耐えらんねー…
「…買い物行こーぜ」
「え?」
いきなりの言葉にびっくりする真緒を無視して全部飲んだ俺は立ち上がる。
「準備しろよ」
「え…でも、帰らなくていいんですか?」
「そんなに帰ってほしいわけ?」
「!ちが、この前…すぐ帰ったから……」
俯きながら言うコイツに俺は続けた。
「あれはちはるさんから連絡あったからだろーが。着替えもなかったしね」
「今日は…なんで……」
なんでって…
「昨日の事忘れたの?お前」
「昨日……。…あ……」
やっと思い出したか。
「抱いてやる代わりにお前んち泊まらせろよ。店からちけーし」
財布と携帯をズボンのポッケに入れる。
「その買い出し。ほら、行くぜ」
「あ、はい」
立ち上がった真緒に俺は玄関へと歩く。
とりあえず今日の服買ってからクーラー買いに行こ。
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