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自分が着る服を適当に選んで店員に何着か渡す。
ちなみにアイツは今試着中。
買うこと拒むから無理矢理押し込んだ。
「…あ、葵さん。いますか?」
試着室のドア越しに声が聞こえて、持っていた服を店員に渡すと俺はドアを開けた。
「着た?どう…」
そこにいたのはさっきとは全く印象の違う真緒。
なかなか…と言うか。
大分好み。
まぁ、俺が好きな系統の服だから。
「変ですか?やっぱり、俺なんかに似合わない…」
黙ってる俺に不安になったのか、一人落ち込む。
なんでそうなんだよ。
「そんなんじゃねぇよ。って、お前着方間違ってるし」
「え?どこ…」
「なぁ、コイツに着方教えるから一緒に試着室入ってもオッケー?」
「あ、はい!構いません」
「サンキュー」
店員から承諾を得て、靴を脱いで俺も試着室に入る。
…やっぱ二人はキツいか。
コイツが小せぇからまだ余裕はあるけど。
「あの、葵さん…着方って…」
「あぁ、間違ってねぇよ」
「じゃあ…なんで……」
恥ずかしいのか俯きっぱなしのコイツ。
その顔を両手で挟んで上を向かせた。
「あ、葵さん…」
俺の名前を呼ぶその唇をキスで塞ぐ。
「んっ…」
角度を変えながらねっとりと。
それから舌を差し入れた。
「んぅ…ふ、んん…」
抵抗もなく、されるがままの真緒。
時折甘い声が漏れる。
「は…葵さ……」
力が抜けたように俺に倒れ込んできたコイツを抱き締めた。
「ん…、葵さん…。どうしたんですか?」
「あー…別に。したくなっただけ」
真緒を離して試着室から出る。
「あ。流木様、いかがでしたか?」
「これ買うわ。値札だけ取って」
「はい。かしこまりました!ありがとうございます」
「葵さん!」
「笑わせたくねぇなら黙って着てろ」
そう言ったら何も言わなくなった真緒に、俺は背を向けた。
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