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(真緒side)
「は…葵さん…」
俯いて息を整えてたら、俺のが上を向いていて。
トロトロと白い液が溢れていた。
「…甘くねぇ」
「え…?」
「お前、何食った?不味いんだけど」
「ごめんなさ…俺……」
もうしてくれないだろうか、そんな不安が頭を過る。
「ちゅーいっぱいしたら戻るかもね。俺とー」
だけど返ってきた言葉は予想していたものと違って。
ニヤリと笑った葵さんは顔を近付けてきた。
「ぁ、んんぅ…っ」
後頭部に葵さんの手が回されて、さっきよりねっとりとした濃厚なキス。
「ん、ふぅ…っ、ん…」
苦しいけど、離れたくなくて。
葵さんの胸にぎゅっと抱きつきながら必死に応えた。
「は…、真緒…」
「ぁ…葵さん……」
唇が銀色の糸を繋いで、至近距離で見つめ合う。
どうしよう…
聞こえないか不安な程、心臓の音が速くなる。
「…可愛いね。やっぱり」
「っ……」
ふっと笑って言われた言葉に、一際高く胸が高鳴る。
本当に、もう…
「顔真っ赤。…かわいー、真緒」
「っ…葵さん…」
「何?」
「……すき。好きでした…ずっと……」
堪えきれずに出た言葉は、自分でも驚くもので。
それでも、やっと言えた事が嬉しくて。
ぎゅっと葵さんに抱きついた。
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