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「ん。できたぜ」
「…わ、美味しそうです」
テーブルに持っていけば、そう言って目を輝かせるけど俺が作ったのお茶漬けと冷蔵庫に入ってたお新香出しただけ。
「食べていいですか?」
「どーぞ」
「じゃあ、いただきます…」
コイツが食ったのを見届けて、俺も自分のを食べる。
うん、美味い。
出汁から作ったかいがあったぜ。
「美味しいです」
「…お前、口のとこ付いてる」
顔を上げた真緒の口元にはご飯粒。
「え…」
「あー…そっちじゃねぇよ。…こっち側」
「っ…」
焦るコイツの頬に手を添えて、近付いた俺はそれを舐めとる。
「ん。とれた」
「……あ、ありがとう…ございます…」
…顔真っ赤だし。
反応が一々面白い。
そんな真緒に無性にキスしたくなった。
「…なぁ、」
「はい…」
赤く染まった顔を恥ずかしそうに上げたコイツに、唇を重ねる。
「ん、んんっ…」
戸惑う舌を捕まえて俺のと絡めた。
「ふ…ん、はぁ…」
「…わり。いきなり」
もうちょいしてたかったけど、これ以上したら止まらなくなりそうだったから離れた。
「葵さん…」
「食おーぜ!冷めちまうしっ…」
って、なんで俺が焦ってんだ!
コイツの上擦った声で名前呼ばれただけで!
「…葵さん、」
もう一度呼ばれて目をやれば、潤んだ目に見つめられて。
ドクンと何かが波打った。
「………俺の、こと…食べて下さい…」
なっ…
予想してなかった言葉に俺は耳を疑う。
でも、その後で真緒は慌てて言った。
「あ、い…いらなかったら、ごめんなさい…」
「てか、腰立たねーくせに。…煽るような事言うなよ、バカ」
そんな相手、無理に抱けるか。
ぽんぽんと頭を撫でれば、その手を真緒の小さい手に握られた。
体温低いからか冷たい。
「だ、大丈夫です…俺は…。だから…」
「っ、おい…!」
あろうことか、コイツはその手を自分の股間に導いた。
「んっ…葵さ……欲しい、です…。…葵さん」
「〜〜〜っ、あー!マジでどうなっても知らねぇからな!」
そんな真緒に我慢なんか出来るわけもなく。
俺はお茶漬けほったらかしに、コイツを布団へ押し倒したのでした…
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