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尋問
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「失礼しまーす」
「おー、来たか。お疲れ」
店が終わって事務所に来れば社長にコーヒーを淹れる高山さんの姿。
久々に見るこの光景。
「葵、何か飲む?」
「ワインとかどうだ?」
「いや、いっス。コーヒーで」
そう言ったら残念そうな表情を浮かべる高山さんはコーヒーを淹れてくれた。
砂糖とミルク付きで。
それをドバッと中に入れた。
「…お前」
「ふふ、相変わらず甘党なんだ。葵は」
「美味いっスもん」
この二人は刺激物大好きな辛党だもんな。
俺とは真逆。
社長なんか常に激辛のタブレット食ってるし。
「で、真緒の事なんだが。…最近はどんな感じだ?」
「普通ですよ」
「ほんと?…手、出してないの?」
ぶふっ
「は!?何言ってんスか!」
零しそうになったコーヒーをテーブルに置いて社長を見たらいつもの笑顔。
「写真見たら幼さあるけど、綺麗な顔立ちだよね。葵のタイプじゃない?」
いやいやいや…!
「あんなガキ、タイプなんかじゃ…!」
「ふーん…でも抱いたでしょ?」
「っ…んな事…」
内心汗ダラダラな俺に社長は続ける。
「俺に隠したって無駄だよ。話さないならちゅーするけど」
「!!な、あやとっ…」
俺より先に慌てる高山さん。
当の本人はへらへら笑って俺を見てくる。
「それだけは嫌です。絶対」
「失礼しちゃうな。…どっかの誰かさんは喜んでするのに」
そう言って隣の高山さんを見る社長。
つか、あんたら辛党同士だからだろ!
常に激辛タブレット食ってる奴とキスなんか絶対無理!
前に無理矢理された時泣きそうになったのを今でも忘れない。
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