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#2-5
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病院につき何人か診察したらもう三時になった。途中で1回蒼大と智が一瞬顔を出してくれたがまたすぐに"仕事のじゃまになったら駄目ですから…"といって帰っていった。あまりの疲労に休憩を取るために医師の休憩室に入る。俺一人だと思ったら先客がいた。
"おお、裕樹じゃねぇか"
"あ、要…"この男、進藤要(しんどうかなめ)とは大学時代からの友人である。今は男も女もみる産婦人科医である。
"蒼大でかくなったな"
" だよな、俺も思う" ちなみに要は智の主治医だ。俺が主治医をかってでたが身内を見るのはいかがなものかと言われてしまいグウの音もでないときに要が名乗り出てくれた。要なら俺も1番信用しているから助かった。
"あとさ…城崎そうとう疲れてるよ"城崎というのは智の旧姓だ。
"そうか…"情けない声を出してしまう。
"俺も助けてやりたいのはやまやまだが なんせこんな死ぬほど忙しい職業だからな…"
"まぁ、明日は休むんだろ?少しは家でゆっくりさせてやれ"
"わかった"
"まぁ、パパ頑張れよ"要はコーヒーを一気に飲み干して部屋から出ていく。要の言う通り無理をさせすぎている気がする。明日は俺が色々してみるか。
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