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#2-13
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"こら、加奈、秋人学校行きなさい"
"…はーい"智と蒼大と遊んでいた二人は千秋さんに言われしぶしぶ学校に行く準備をした。
"加奈、秋人、また来るよ"智が優しく二人の頭をなでる。
"今度は智にぃの家行っていい?"加奈ちゃんが智に聞く。
"分かった、おいで。来るときはママかパパにちゃんと言うんだよ?今度はシュークリーム作ってあげるから"
"本当?智にぃのシュークリーム僕好き"
"わーい、シュークリームシュークリーム"二人はきゃっきゃっと笑う。
"だから、ほら早く学校に行け"智が苦笑しながら二人を玄関に追い出す。
"はーい、なら行ってきます"
"行ってきます"加奈ちゃんが元気よく言うと秋人くんも後から言う。
"ああ、行ってらっしゃい"奏さんが白衣姿で二人を見送る。
"行ってらっしゃい"智と俺が言うと手を振りながら二人が学校に行った。
"そろそろ俺たちも帰ります"
"そうだね、もうこんな時間だもんな"時計は9時すぎをさしていた。
"奏にぃちゃん、千秋さん本当にごめんね?急に泊まっちゃって"
"いいよいいよ、智くんたちなら大歓迎"ニコニコしながら千秋さんが言ってくれるとなんだかほっとする。
"またおいでよ" 奏さんがゆるく微笑んでくれる。
"今度は家に遊びに来てくださいよ"俺が言うと千秋さんが大きくうなずく。
"では、おじゃましました"蒼大を抱きながら玄関からでる。白衣の奏さんと看護師の格好になった千秋さんが手を振ってくれる。さて我が家に帰ろうか。
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