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#2-16
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久しぶりにおもちゃ屋さんに来た。前に来たのは蒼大の1歳の誕生日の時だったはずだ。今年はお腹の子に構ってばっかりだったからお互い違うものを買ってあげようと約束していたはずなのにまだあげられてなかった。
" 蒼大、何が欲しいんだ?"
"あれ!"蒼大はすぐさますべり台のついたカラフルなジャングルジムに向かって走っていった。
"あー、そういえばジャングルジム…航太君の家に似たようなやつがあったな…"航太君というのはお隣さんの家の息子さんだ。たしか蒼大と同い年だった気がする。蒼大のもとに二人で行く。
" それにするのか?"
"うん"蒼大はニコニコしながらジャングルジムを触っていた。
"まぁジャングルジムあったら雨の日でもお家で遊べるね"
" ならそれにするか…"蒼大の手をにぎりお会計をしに行く。箱に赤いリボンをつけてもらう。
" パパ…ありがと"
"どういたしまして" くしゃくしゃと頭をなでるとふにゃと笑う。
"よし、ご飯食べに行こうか"
" ごはん…?"
"お寿司食べに行こうな"
"おしゅし?"
"そう、お寿司"
"たまご…あゆ?"
"たまごあるよ"さすがたまご好き。それだけでニコニコし始める。
" おしゅしたべゆ!"
"はいはい、食べような"クスクス笑いながら手をつないでやる。買ってあげたおもちゃは俺が持った。
"智、行くよ" もう片方の手を智の手にからませる。
"はい…"智がふにゃと笑いながらてをからませてくる。
"回転寿司でいいよな?"
"ええ、まだまだお金かかりますし"
"よし、なら決まりだな"3人手をつなぎながらゆっくり駐車場に向かった。
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