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#2-25
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一週間がたち、母子共に健康ということで退院させてもらえた。この一週間蒼大は智の実家で預かってもらっていた。
"おめでとう智くん、奏花ちゃん"ニコニコしながら沙知さんが玄関まで見送りに来てくれた。
"ありがとうございます沙知さん、今度は家に遊びに来てください"
"そうね、伺わせてもらうわ"
“ぜひ、要と一緒に”
“進藤先生は関係ないでしょ?”
“まぁ、とにかく待ってますから”途中
で智が間に入ってくれたおかげで沙知さんに怒られずにすんだ。沙知さんに頭を下げて駐車場に向かった。
車に乗り込み智が奏花をチャイルドシートに乗せた。蒼大のお古のチャイルドシートだ。奏花は誰に似たのかすごく大人しくずっと寝ている。
“蒼大迎に行くか”
“そうですね”ゆっくり車を発進させる。車を発進させたとたん奏花が泣起きたらしい。きっと初めての感覚だからだろう。
“奏花ちゃん起きたの?”智がが声をかけている。そんな様子を鏡で見ていると
“裕樹さん、きちんと運転してください”と膨れながら言われた。
“はいはい、すいませんね”相手の表情が可愛らしく思わず笑ってしまった。智の実家はもう少しだ。
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