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玩具プレイ(弟×兄)リクエスト
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「おい弟」
「んー?どうしたのそんな怖い顔しちゃって…今日はお兄ちゃんの誕生日なのに」
「ああ、そうだな。今日は俺の誕生日だ。だからこそ一言いいたい。弟よ、一体これはなんなんだ」
「何って…お兄ちゃんが欲しいって言ってた、ケサランパサランだけど?」
【ケサランパサラン】
白い毛玉のような物体で、空中をフラフラと飛んでいると言われる。一つ一つが小さな妖力を持つ妖怪とも言われ、未確認生物として扱われることもある。
穴の開いた桐の箱の中でおしろいを与えることで飼育でき、増殖したり、持ち主に幸せを呼んだりすると言われている。
以上、Wikipediaより。
今日は俺の記念すべき18歳の誕生日。
『今年はケサランパサランな!』
3ヶ月以上前から弟に要求していたプレゼント、ケサランパサラン。
そして、今日、弟からもらった立派な桐の箱。
『お、おいっ!まじかよ!本当にお前ケサランパサラン捕まえたのかよ!!』
隣に座ってにこにこ笑う弟の肩を掴み、大きく揺する。
『うん、俺がんばった。あとお兄ちゃんちょっと揺すりすぎ。頭痛い。
ほらお兄ちゃん、早く開けてみてよ』
弟に促され、ワクワクテカテカしながら箱をぱかりと開けた瞬間。
『さあおいで、ケサランパサラン!!………ってあれ…?』
箱の中には白くふわふわとした可愛らしい物体など全くなく。
あるのはピンクやら水色やら黒やらの、なんとも卑猥な形をした物体だけ。
そして、今に至る。
「悪いが弟、これのどこがケサランパサランなんだ」
「なに言ってんのお兄ちゃん!右から…ケサ、ラン、パサ、そしてラン、だよ!」
右から…ローター、バイブ、電マ、そしてディルド。
いや、絶対おかしいだろ。
「ごめん弟、お前頭おかしいわ」
「はあ?何それ!せっかく捕まえたのに」
「まず、お前ケサランパサランって知ってるか?」
「え、知ってるけど?白いふわふわしてるやつでしょ?」
「うん、それ。まさしくそれなんだよ弟。だが、これはなんだ?」
「だからさっきから言ってんじゃん!右から…ケサ、ラン、パサ」
「うるせえ!!」
俺は隣にいる弟の肩を再び掴み、弟の首がぐわんぐわん揺れるくらい全力で揺さぶった。
「どーこーがケサランパサランだこのバカタレ!!どうみたってただの大人の玩具じゃないか!?返せ!俺の期待で膨れ上がっていた小学生のような純粋な気持ちを今すぐ返せ!!」
「……ッ、…そこまで言わなく、てもいいじゃん……ぐすっ」
「えっ、ちょ、おい…弟…?」
頭を机に伏せた弟から、うっうっ、という小さな呻き声が聞こえた。
「ひどいよ…お兄ちゃんっ、俺、すっごく頑張ったのに……ぐすん」
え、え、ちょっと待って。
なんか弟泣いちゃったんだけど。
「ちょ、ごめ、俺っ、俺が悪かったから!お、おい!泣きやめよ、な?なっ?」
なんとか慰めようと弟の頭に手をのせた刹那。
「うん、そうだよね。僕もお兄ちゃんが全面的に悪かったと思うわ。だってケサランパサランだよ?捕まえられるわけないじゃんバカじゃないのあんたバカァ?ってことで、その玩具せっかく買ったんだから使ってみようね!ね、お兄ちゃん?」
勢いよく弟が跳ね上がり、ものすごい早口で言い切った。
そしてすくっと立ち上がると、俺の腕を掴んでずるずると寝室の方へ引きずりはじめた。さすがバスケ部元部長。ありえないくらい力が強く、俺は逃れることができない。
「え、ちょ、おお、おい…弟…?な、なぜ、俺の腕を掴んで寝室に向かっている?そしてお前はなぜそのバイブ達が入った箱を大事そうに抱えているんだ…?お、おいっ」
「いやだなぁお兄ちゃん。さっき俺、使ってみようねって言ったじゃん」
「え、嫌なんだけ」
「何か言った?」
「いえ、なんでもありません」
「そう?ならいいけど」
口角を釣り上げながら、弟は俺の頭を撫でた。
「ッ……!」
そのなんとも言えな艶かしい指遣いに、ゾクリと身体が震えた。
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