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健全受け2
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「華良ちゃん…。お願いだからそーゆー話はしないで……(;ω;)」
「なんでー?なずちんもそう思うでしょ?あとほら!急に振動スピードが速まったり、回転する方向が変わったり、中がぐちゃぐちゃになってるのが良く分かるっていうか…」
「わああああ!もうやめてっ!!」
神様仏様助けて下さい。
僕はもう顔から火が出そうです。
普通の思春期真っ只中の男子高校生なら、あっち系の話なんてよくするんだろうけど僕はそーゆーのは苦手だ。
なんでみんな公の場でグラビアアイドルさんの写真を見て、「タイプの子だーれだっ!」とかやれるのかがわからない。それで被ったら被ったで「なんで被るんだよー!」って絶対叫ぶ。被ったからなんだっていうんだ…!?
とにかくもし僕がその輪の中にいたら、絶対恥ずかしくて直視できないと思う。
気になる子ができたとしても、
「うちの彼氏さぁ〜H超下手くそでマジ萎えたわー」
とか言ってる女の子を目の当たりにしちゃったら、彼女を作ることに恐怖感しか覚えない。
デートをして手を繋いで…そしてキスをし……
「いやあああああっ!!」
考えた僕がバカだった。
あーーー!!恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい!!!
「ちょっ、なずちん何その動き!タコの真似?」
顔を覆いジタバタ悶える僕をよそに、華良ちゃんはくすくす笑った。
「笑い事じゃないよ…。まったく!みんなして不健全だよ…!」
「不健全?」
「そう!だって男子ってえっちなことしか考えてないんだもん!」
「なんかそれ女の子のセリフみたいで可愛い、なずちん♪」
華良ちゃんは目を細めて笑った。
「う、うるさい!僕は男だ!!健全な男の子なんだ!」
僕がそう言い切ると、華良ちゃんは少し何かを考えているような素振りを見せた。
……どうしたんだろ。
「華良ちゃん……?」
俺が不安げに顔を覗き込んだ瞬間、
「うにゃっ!?」
何故かベットに押し倒された。
「ちょっ、か、華良ちゃん……!?」
すごい至近距離にカッコいい華良ちゃんがいる。
「俺は、なずちんは女の子だと思う」
前言撤回、カッコいいじゃなくてただのバカでした。
「お、お、女の子な訳なっ…ひゃんッ!!」
「ほら、ちょっと胸触ったくらいで感じてるじゃん。やっぱりなずちんは貧乳の女の子だ!貧乳の!」
「なぜ貧乳を2回言ったんだよ…。ってそうじゃなくて!!僕は男だってば!」
「……本当に?」
華良ちゃんはすごく疑いを持った目で僕を見つめてきた。
「あ、当たり前でしょ!?何年幼馴染やってると思ってるのさ!てか今更なんでそんなアホなこと思いついたのかな!?」
「……ふむ、なずちんがそこまで言うなら…」
良かった…華良ちゃんアホだけどちゃんと日本語が通じた…!
なんだかんだ言っても華良ちゃんはしっかりしていーー
「なずちんがそこまで言うなら、確かめてみよう!!」
ないな。
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