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ケイシ×栄一の拘束プレイ(リクエスト)1
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「うっわー!美味しそうだね栄一さん!!」
ケイシさんの撮影が思いの外早く終わった午後、今月のスケジュールの確認も兼ねて私達2人は都内の安いレストランに来ていた。
「ちゃんとバランス良く食べて下さいね」
日本を揺るがすトップアイドルであるケイシさんは目の前の食材に対し、嬉しそうに飛び跳ねている。
1000円ちょいくらいで食べれるいたって普通のバイキング型レストランだが彼には高級レストランか何かに見えているのだろうか。
「予め暇ができると分かっていたら、もう少しいいお店を準備していたんですけれどね。すみません」
「そんなことないよ!俺、ファミレスとか大好き。安いし種類いっぱいあるし!」
「売れっ子アイドルがそんな欲のないこと言って良いんですか?」
「だって元々庶民の俺は高級食材の味とか分かんないし!それに栄一さんと一緒にいれるだけで俺は嬉しいし」
「……そうですか」
まずいまずい。
屈託のないケイシさんの笑顔にどきりとしてしまった。
あの不恰好な告白をされてから今日まで、私達はそれまでとほとんど変わらない生活を送っていた。
少しだけ変わったところがあるとすれば、それはケイシさんが昔のように懐いてくれることだ。
愛想悪くされていた頃は私のことが嫌いなんだろう、と思っていたが実際は違っていたらしい。この前それとなく聞いた時の返答としては、
『だってずっと懐いていたら子供って思われるじゃん!』
とかなんとかいう、いかにも子供らしい理由だった。
ではなぜ今現在は懐いてくれるのか、それは。
『この前の告白で少し脈ありって感じだったから、これからは変に大人ぶってる俺じゃなくて本当の俺の姿でアタックするって決めたんだ』
とかいう理由だった。
堂々とアタック宣言をされた私だが、別にこれといってケイシさんに何かされる訳じゃなかった。
普通に話して、こうやって普通にご飯を食べる。ただそれだけのことだ。
全く何もされないのも不気味なもので、本当は私のことなんか好きじゃないんじゃないだろうかと思ってしまう。
……いやいやいや、思ってしまう、じゃないだろ自分。なんだかいかにも残念そうなニュアンスじゃないか。別に私はケイシさんのことなんか好きじゃ…
「…栄一さん?」
「っ、はい?」
近い近い近い。ケイシさんの顔が近い。急に喋らなくなった私を不安に思って顔を覗き込んでくれたんだろうけど近いから。
こ、声が裏返ってしまった。
「どうしたの?どこか痛いの?」
「い、いえ…別に」
「そ?俺は栄一さんにずっと元気でいて欲しいから、あんまり無理しちゃダメだよ?」
「っ……分かってます、ほ、ほら!あそこにケイシさんの好きなきんぴらごぼうありますよ」
「えっ、本当?きんぴらー!栄一さんも一緒行こ!」
ケイシさんは私の腕をとりぐいっと引っ張った。
彼に触れられた箇所が熱を帯びたようにじくじくし疼いてしまった。
※分かる方もいらっしゃるかもしれませんが、この話は言葉責め(人気アイドル×マネージャー)の続編です!
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