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甘々クリスマス準備1
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小スカの大輔×たくあんの続編です
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「あかりをつけましょぼんぼりに〜!」
「うん、たくあん。それはひな祭りだね」
るんるん歌を歌いながらツリーに飾り付けをしているたくあんに軽くツッコミを入れると、恥ずかしそうに笑った。
「ま、間違った…!」
「ふふ、そんなに飾り付け楽しいの?」
例年のクリスマスはどうせ忘年会か仕事で潰れてしまい、恋人もいない自分にはツリーなんてもっぱら必要なかった。
だが、今年は違う。
なんてったって、大好きなたくあんがいるのだから。
今年はたくあんが人型になって初めてのクリスマスだ。
クリスマスに興味津々なたくあんが愛しくて、ついついクリスマスツリーなんてものを買ってしまった。
数日前にサプライズプレゼントしたら飛び跳ねて喜んでくれて、プレゼントした俺まで幸せになった。
分かりきったことだが…どうやら俺はたくあんに相当ベタ惚れのようだ。
「俺、クリスマスの準備をこうやって大輔さんと出来るなんて思ってなかったから…その、今…すっごく嬉しいんだ…!」
相変わらず生えたままの耳はぺたんと垂れ、尻尾を千切れんばかりに振りまくっている姿がたまらなく可愛い。今すぐにでも甘やかしたい衝動に駆られる。
「俺もたくあんとこうして一緒にいられるなんて思ってなかったし…すごく嬉しいよ」
優しく微笑み、ふわふわの髪の毛をなでてやる。
「だ、大輔しゃん…」
たくあんは気持ち良さそうに目を細めくぅんと鳴いた。
「ねえ、たくあん。たくあんは今年ずっといい子にできましたか?いい子にはサンタさんが来てくれるんだよ」
そう問いかけると、何かに気づいたようで肩をびくりと震わせた。
「ど、どうしよう…俺、全然いい子じゃないよ…プレゼント、貰えないかも…っ!」
その心に嘘はないのだろう。
たくあんは不安げに尻尾を震わせている。
そんなたくあんの姿に思わず笑みがこぼれた。
まったく…たくあんをいい子と言わずに、何をいい子と言えるのだろう。
たくあんと比べたら近所のちびどもなんてただのクソガキだ。
「大丈夫だよ、たくあん。たくあんは十分いい子だもん」
「そ、そうかな…」
「うん。いい子いい子…」
「んっ、?!」
曇った表情を見せるたくあんに軽くキスを落とすと、驚いたのか身体が硬直した。
「だ、大輔さん!いっつも、いきなり……!」
「嫌だった?」
「い、嫌……な、訳…ない」
顔を真っ赤にして素直に気持ちを伝えてくれるたくあんはいい子以外の何者でもない。
顔を赤らめ、恥ずかしそうに俯くくせに、俺の袖をきゅっと掴んだままだ。
俺に見えないように尻尾を小さく振っているようだが、たくあんが嬉しくて舞い上がってることなんてすぐに分かる。
「たくあんはすごくいい子だけど、そんなに自信がないなら…今から、いい子になろっか」
俺はとあることを思いつき、怪しげに笑いながらたくあんを床に押し倒した。
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