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※忘年会後3(完)
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「っああ…!ぁ、んっ気持ちぃれす…」
ぐっと腰を押し進め、内壁を拡げながら奥へと挿れる。
挿れられただけで葉口くんは感じてしまうようで、開きっぱなしの口からは喘ぎ声が漏れている。
「中…いつもより熱いな」
酒を飲んだせいで中まで熱く柔らかくなっていて、今まで以上に気持ちが良かった。
「悠仁さん…も、気持ち、いいでしゅか…?」
不安げにこちらを見上げ、涙目でそう問われる。そのままぎゅうっと痛いくらいに抱きしめれ、奥へと誘い込まれた。セックスのときに彼にこんなに積極的に求められたのなんて始めてで、心臓がどくんと高鳴った。
「ああ…私も気持ちいい。だからそんなに不安げに見ていないで、葉口くんは素直に感じていなさい」
ーーぐっ
「ぁああっ…!気持ち、い…」
指で解してやったときの一点を突くとガクガクと身体を震わせ、気持ちいいと何度も呟いた。
そのままそこを集中的に押し上げ、彼を喘がせる。
必死にしがみついて快楽に立ち向かうが、葉口くんの身体は従順なようですぐに堕ちていった。
「んっ、悠仁さ…名前、呼んでください…優沙って…ぁ!」
「ッ…優沙」
彼からそんなことを言われるのは初めてで、求められていることにぞくりと身体が震えた。
明らかにいつもと違う優沙がとてつもなく愛おしく感じる。
何度も彼の名前を呼ぶだけで幸せそうにふにゃりと笑う。
「あっぁあ…!悠仁さん…俺、もうイき、そ…です…ん、ぁ!」
「私も中に出すぞ…ッ」
「んっ、下さい…奥までぇ…ん、んぅ」
どちらからともなくキスをし、唇を割って舌を絡ませ合う。
まるで恋人のように甘いその空気が、ずっと続けばいいい…などと、柄にもなくそう思ってしまった。
そして、
優沙がきゅうきゅうと私を締め付けた瞬間
「ふ、あああっ!!」
「ッ…!」
どくん、と互いに射精してしまった。
「ッ、は…ぁ」
呼吸を軽く整えながら、胸の中にいる優沙を見ると、ころりと眠りに落ちていた。
汗で張り付いた髪を梳きながら、ちゅっ、と額にキスをする。
きっと朝になれば優沙は、このことを忘れてしまっているのだろう。
けれど、それで構わなかった。
私の一方通行ばかりだと思っていた本気の恋が、少しだけだが、変わっているような気がした。
優沙から出た言葉は酔っ払いの戯言だとしても、私には十分すぎるくらいの幸せだった。
すうすうと健全な寝息を立てながら眠る彼に再びキスを落とす。朝になって飛び起きる優沙の慌てっぷりを楽しみにしながら、私もゆっくりと眠りについた。
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