アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
ドラ×のび 1
-
僕には好きな人がいる。
「どらえもぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!!」
いつも聞こえてくるこの声は、またのび太くんか。
なんでいつも僕を呼ぶんだろう。そう思うとこころが痛む。
僕の好きな人はのび太くん。
いつも僕を頼ってくれるんだ。
いや、のび太くんの場合、僕を呼んでるんじゃなくて道具を読んでるんだよな。
これはあの子と一緒にいて最近わかったことだ。
そう思ったらまた心が痛んだ。
「最近溜息増えたなぁ。」
バタンッ
僕がそんなことを考えていたら、声の主であるのび太くんが鼻水を垂らしながら僕に駆け寄る。
またこんなに汚れっちゃって。そんな姿で抱き着いたら僕の洋服も汚れちゃうじゃないか。
「ドラえもん聞いてよぉぉ....ぐすっ」
僕の気持ちなんか知らずに君は涙目で僕に話しかける。
「どうせジャイアンでしょ。」
いつものように何か言われたんだろうと思った。
だけどそれは違った。
「違うよ...!僕ね、今日静香ちゃんに、こ、告白、したんだ...////」
「.....っえ?」
変な不安が頭をよぎる。
のび太くんが静香ちゃんのことを好きってことは前から知っていた。
けど、のび太くんはへタレだからずっと告白していなかった。
だけど今日、そんなのび太くんが告白をしたなんて......。
「ど、ドラえもん....?」
のび太くんがくんの声でハッとする。
そうだ。僕の恋は実らないなんてそんなの初めから分かってたじゃないか。
ここは大人なところを見せなくちゃ。
「で?どうしたの?もしかしてОKもらっちゃった?」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
1 / 13