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初めての夜と書いて初夜5
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ガチャ
「お前…………」
正直なんて声を掛けたらいいのか俺には分からなかった。
さっきの美少女フィギュアと全く同じ格好の魔法使いが俺の目の前にいたからだ。
「えへへ…どうかな…勇者ち…似合う?」
恥ずかしいのか、いつもの口調に戻っている。
なんて言えばいいんだ……
なんて…
「可愛い」
へ?
「なになに魔法使い可愛いじゃん☆」
げ、この声はまさか…
「みんな大好き僧侶ちゃんだお☆(キラッ)」
面倒くさいやつが来た
「何しに来た」
「正直…邪魔…」
「なになに折角来たのにその態度はひどくなーい?」
「僕は勇者ちに言われたいの。僧侶に言われたって嬉しくない。」
「なんだよ彼氏に向かってそれは無いだろぉ~」
「僕は勇者ちが好きなの。僧侶と付き合ってるって言っても表面上そうしてるだけだし好きでも何でもない」
あれ?この子こんな毒吐くキャラでしたっけ?
「わかったら出てって」
「……うん」
そういって出て行った僧侶の表情は物悲しそうだった。
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