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ぞくぞくっ……
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「……まぁ、先輩頑張ってっス!」
「まぁってなんだよお前は(怒」
誠凛ってとこの人達は着替えに行った。
黄瀬が今日はヤケにとなりにくる。
「……いや……オレが入らないと」
黄瀬はフッと笑って耳元でオレに囁いた。
「ーーーー負けるっスよ?」
「っ……………え」
そのときオレは、妙な自分に気づいた。
負けるということに、驚いたはずだった。
でも、それより前、耳もとで息を吹きかけられたとき、背中から下半身にぞくっとしたものがはしったのだ。
オレは軽くため息をついて、「負ける? なんで?」と聞いた。
「黒子っちがいるからっス!」
満面の笑み。
オレはなぜかもやもやしてしまう。
「ったく………全然説明になってねーよ」
軽く黄瀬の頭を小突いて、ストレッチをする。
(ほんとに、どうしたんだ………オレ)
しかし、苦悩が始まるのはここからだった。
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