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痛
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失敗した。
痛い。
苦しい。
「っアア、あ、・・・っい、ひっ! ・・・ンぐ・・・!」
気持ちイイ。
「はっ、バリバリMなんだ? 超喜んでる」
「・・・せ・・・、なっアああああ、あ、あ!」
「ねえ、可愛く喘いでよ、萎えちゃうでしょ」
萎えてねえじゃねえかよ、おっさん。
にやにや笑う男のペニスは、長さは少し物足りないけど、かなり太くてカリも立派。
そいつをたいした慣らしもせずにイキナリバックから突っ込まれて、その圧迫感に吐きそうになった。
みちみちと嫌な音がした気がする。
あー切れてねえかな・・・。
最悪。
「っヒ、あ、あア、がはっ、ああああ、あ」
男ご自慢らしいペニスは、ちょうど前立腺を刺激するのに都合がよろしい仕様らしい。
ストロークの度にそこを思い切り突き上げられて、痛かろうが何だろうが、オレのペニスはギンギンだ。
頭ン中が真っ白。
涙と涎、それからだらだらとこぼれる先走りがシーツにしみを作っていく。
「いっ、ク! や、ああ、これ、はず、ってえええ!」
「だめだめ~。ゆっくり楽しもうって言ったじゃん」
「ヤ! ああ、あ! い・・・やあ、っあ! おかしっ! おかしくッ、な・・・!」
「あらら、キラくん、もっと頑張ってよ~」
ペニスに嵌められたリングがマジ痛え。
射精感でパンパンになったタマとの境目に食い込んでいる。
ぐるぐると頭と体を苛む熱に、がくがくと体が震える。
イキたい。
今はそれだけがオレの全てだ。
腕を背中で固定する縄がシーツと一緒に乳首を挟む。
擦り切れてるだろ、これ。
千切れてしまうんじゃないかと背筋が冷えて、きゅうと、男のペニスを締め付けてしまった。
「ふふっ、いいね。その調子。楽しもうよ」
「ン、っくあ゙、あ、・・・ひ・・・・・・あ、ああ、あ! あ!」
ニッコリ微笑む男を肩越しに見上げて、大きく声を上げて答える。
ほら、セックスもコミュニケーションの一種だからさ。
オレの好きな乱暴なセックス。
このプレイはちょっとイキスギだけど、まあ、この位ならギリギリ許容範囲。
その筈だ。
なのにさ、何なの?
この半端ないコレジャナイ感。
失敗したって何?
思ってた通りのセックスじゃん?
つい先ほどバーで知り合った男。
ちょっと腹が出っ張ってるけど、顔だって好みだ。
甘いマスクに、爽やかな雰囲気
ほら、あの目元とか、アイツに似て・・・。
!
!!!?
ア イ ツ?
?
オレは・・・!
オレ・・・・・・ ? は ??
「このキスマーク、凄いねえ。ちょっと燃えちゃうかも・・・」
消えかけのアイツの跡をなぞって暗く笑う男の顔を凝視しながら、オレは全く別のことを考えていた。
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