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俺たちの始まりは【華南】6
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マキ様にSEXさせられた翌日、むつと修二は学校に来なかった。
何もしないのが怖くて、思わず焦って軽口きいたメールを震える指で2人に送った。
《はよーす、 体平気か?修二もむつもお休みで暇 》
人生で、こんな緊張してメールしたことなど今まで一度もない。いつも通りにしなきゃとテンパって送ったメールを改めてみたら、チャラすぎてなんだか怖くなってきた。
もっと、慎重に言葉を選ぶべきだったか…
だが、心配をよそに、むつからは速攻でブチ切れてたメールが返ってきた。
《平気なわけねぇーだろ!このデカチンが!!体痛てーし!ケツ痛てーし!!もっと優しく出来ねぇーのか!?覚えてろよ!次はお前の番だからな!!ケツ洗って待ってろ!!》
…?。
…??。
へ?、ハテナがいっぱい飛びます。むつキュンは何を言ってるんだろう…とか、もっと優しくって…抱かれて嫌悪感とかなかったの?…とか、次って…SEXをするって意味の次なの?っとか…、ケツ洗って待てって…むつキュンは俺を掘るつもりなの?…とか、むつは男とのSEXに抵抗とか嫌悪とかなかったの?とかとか…
なんだか、恋愛やSEXに疎いむつの突飛すぎる返答に、〝むつらしい〟と思って笑えてきた。
確かに俺は、散々SEXしてきて経験豊富でテクニックなんか腐るほど知ってたのに、長年気になってたむつを目の前にガキみたいに盛ってむつを抱いた。
むつはアナルセックス初心者なのにガッツいたりして…気を失わせて無理させちまった…。アナルセックス初心者にガツガツとかマジ無いわ俺………
……?
アナル初心者?
あれ?
修二も…アナル初心者だよな??
むつは一回で気を失った…まぁ、前も後ろも同時だったし、童貞には刺激が強かったんだろう。
でも修二は?初めてアナルセックスでむつにヤられて、媚薬盛られてるってもあの感じ方…、まぁ、百歩譲ってアナルの素質があったとしても、むつが気を失ってから、俺にガンガン掘られて何度もドライでイッてたし、自分から欲しいと強請って縋って…自分で腰振ってたし…、フェラだって相当旨かった…、それにあの色気…
修二『『ぁ…やぁん…もっと…もっとぉ…、いや…ダメ…、そんなにしちゃ…、あぁ…、ダメ…止まらないから…、あっ…あぁあ…、やだぁ…、あぁ…』』
華南『『いいの?ダメなの?なら抜こうか?』』
修二『『やぁあっ…、お…ね…がい…、はな…さ…っ、もっと…、もっとぉ…』』
怯えるように必死に瞳は縋るのに…、遠慮がちに俺の腕を引き止めて、泣きそうな小さな声で求める…
あれは、誰を求めてた?
あの相手は、俺だったのか?
それとも薬でぶっ飛んで〝誰か〟を見てた?
修二は、アナルセックスが初めてじゃ無い…
女に開発された?
もともとアナルオナニーする奴とか?
それとも…
まさかな……
俺の中の勘が、これ以上深く考えるなと言っていた。
修二は、明るいのに、どこか影があった。自分のことはあまり話さない、秘密主義なところがあった。
俺のむつへの迷いを感じ取り、優しく見守ってくれた良い奴だ。
修二にも、大きな秘密があるとしたら?だから、人の傷にあれだけ敏感に気づき、人がどうゆう空間ならいやすいか分かるとしたら?
…だとしたら、修二にこれ以上踏み込むのはマズイ。修二が隠すなら、知らないふりをするべきだ…。
でも、…SEX中の修二は、普段の修二とはまるで正反対に表情が崩れまくりで…、エロくて…可愛くて…壊れそうだった…。
…。
やべーな…俺…、修二ともう一度シてーとか思ってる…
マキに媚薬飲まされて修二とのSEXが気持ちよかったから?
修二の事までエロい目で見るとか…
やっぱ俺って男いけんのか?…
グダグダ考えてたが、二日後の夜、突然訪問してきた復帰したむつを見て、そんな考え全部、ちゃぶ台の上に乗せてひっくり返された。
むつ『華南、もう一回SEXしろよ。そんで約束だろ、今度は俺にもヤらせろ』
いやーーーーーぁ!!もう!!悩むとか怖いとかぶっ飛ぶよね!!
華南『いや…むつくん落ち着こう。それより体大丈夫なの?』
むつ『チェッ、お前のデカチンのせいでウンコすると時ヒリヒリする』
むつキュン怒るとこそこ!?
華南『…いや、あの…そうじゃなくて、いや…そうでもあるんだけど…』
むつ『は?何グダグダ言ってんだよ言いたいことあるならハッキリしろよ!』
華南『…俺にされて気持ち悪くねぇの』
むつ『は?気持ちかったぞ』
はいッ!?
むつ『最初は痛かったっつーか、なんかデカイの入ってるって感じだったけど、修二の中気持ちいいし、お前が出たり入ったりなんか良くわかんねーけど気持ち良くなっちまったし』
…。俺はどう考えたら良いんだろうか?
喜ぶべき?むつに対して理性をギリギリ効かせて全部押し込まずに浅いところで我慢した甲斐があったと喜ぶべき?
…あれ?…もしかして…
これはチャンス?
華南『なぁ、むつ。また修二とヤりたいと思ってる?』
むつ『してーけど、あいつダメだぜ、今熱出して寝込んでるから』
華南『!?…。熱!?ってかなんでむつ君そこで顔赤くすんの!?』
修二からメールの返事が来てなかった。
熱出してると聞いて怖くて心配になったが、それよりむつが恥じらったように顔を赤らめたのが気になった。
むつ『…っ…だって、俺の初めての相手だし』
可愛いッ!!
SEXを羞じらいなく言葉にする癖に、初めてとか気にしちゃうの!?
…つーか、もしかして、むつは、修二のこと…
むつ『それに…修二があんな気持ち良さそうにしてたから、俺SEX上手いんだと思ってノリノリでいたら、舞子がそれは演技だって…』
華南『はぁあッ!?舞子?同い年の時々喋ってるあの舞子!?』
むつ『うん』
華南『舞子に言ったのか!?』
むつ『いや、言ったんじゃなくて、SEX下手だって言いやがるから、前の奴は良さそうにしてたっ言っただけ』
ぎゃーッ!!なんか色々起こりすぎてる!!
華南『おまっ!舞子とヤったの?!いつ!?』
むつ『今日』
華南『な、な、な、なんで!?』
むつ『いや、なんかヤろーって話になったから?』
華南『舞子が好きな訳じゃないの?』
むつ『前は可愛いと思ってたんだけど…』
華南『けど?』
むつ『…俺、舞子とヤりながら、修二と華南のSEX思い出してたんだよな、んで、修二の気持ちよかったなぁとか、華南の思い出したらなんかケツんとこ気になっちまって…。あっ、さすがにこれは舞子に言ってねーけど…』
むつ君…。問題ありすぎてどれから処理すれば良いか分からないよ…。
ってか、とりあえず、舞子に持ってかれなくて良かった。
華南『…下手だって言われて悔しかったから俺とヤりたいの?それとも俺とシたいと思ってくれたの?』
むつ『…あっ…、ごめん…ってか、両方?』
ハハッ…、シたいと思ってくれたのか。
多分、初めてのSEXが、前と後ろ両方だったから強烈だったんだろう…。むつの単純脳は、あれがSEXだと思ったんだ。
華南『…じゃぁ、確かめてみようか』
俺は、むつの天然で斜め上を行く考えを利用した。
むつは、俺がワザと気持ち良くなるだけのSEXをしたら、それにハマった。
そして、また修二ともヤりたいと言うから、色々教えておいた。
むつが、男とSEXするのはおかしいことだと思わないようにしたんだ。
俺は知らなかった。
こうして3人でSEXをする関係を続けることが、修二にとってどれほど苦しいことか…
そして、修二の長年のむつへの片思いを、俺がどれだけかき乱して邪魔したか…
だから、マキ。
俺は、2人に対して始まりは決してロマンチックでも純粋でもない…
むつに、修二とSEXするように仕向けた。そうすれば3人で居られると思ったんだ。むつは、明らかに修二を意識し始めてた。
だから、俺がむつから離れなくて済むように仕向けた…。
今では、本気で修二が好きだ。
修二の過去のトラウマも、俺が、俺とむつが必ず癒して治してやる。
だけど…未だに不安に思う。
修二にとって、俺はどれくらい必要か…
修二から好かれてる自信はある。
だけど、修二の好きなむつが、3人で付き合おうと言ったから、修二は言えなかったんじゃないだろうか…
本当は、むつとだけで良かったと…
修二がむつを大好きなのは、目を見れば分かる。
日々の生活の中でひしひし伝わる。
むつを愛しい瞳で見つめ、むつのためならなんでもしてる。
修二はむつを愛してるだろう…
じゃあ…俺は…
修二の中でどれくらい占めてるだろう…
始まりがあんなだったから…
ずっと引っかかってる…
俺があの時すけべ心で2人を引き止めなかったら
修二は、大好きなむつとだけくっついて
2人で幸せになってたんじゃないかって…
付き合おうと話し合った時。
俺がむつに余計な知識を植え付け3人でいるように仕向け、むつにベタ惚れの修二が逆らえないようにした。
俺たちの始まりを…ずっと後悔してる…
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