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おはようの時間
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疲れてあの後はパタリと寝てしまった。
朝起きれば横にいるのは、可愛い可愛いリク……
ではなくて、
「ん……おはよー」
「お、はよ…」
イケメンが。
「そーらー」
「抱きつくな!!」
「いいじゃん、別に~」
もう、飼い主の威厳ゼロだわ俺。
リクの腕から逃れるようにベッドから転げ落ちる。
「大丈夫かー?」
「いつつつ…」
「ったくー、世話のやける主人だな」
「わっ!」
床に倒れているとフワッとそのまま抱えられた。お姫様抱っこって言うやつ。
「お、降ろしてリク!」
「なんでよ」
「なんでも!!」
わたわたと俺がリクの腕の中で暴れる。
「宙軽過ぎ…」
「食っても太らないんだよ…筋肉付けたいのに…」
「何のために…」
「ヒョロヒョロよりは多少筋肉質のがいいだろ…かっこいい男になりたいの!俺は!」
「そんなガタイよくならなくてもいいと思うけど…」
ストンと床に俺を下ろす。
「猫のお前の方が俺よりかっこいい体してるとかどーなの」
「照れるじゃーん」
「ドヤ顔なんだけど…」
「ちゃんと確認する?」
「い、いいって!!」
シャツを脱ぎ出そうとするリク。辞めろよな!!
「つか…な、なんで、そんなに…そういう事してくるわけ?」
「?」
「ちょっかい出してくるだろってこと!!」
「あー、多分
発情期だから?」
な、
なんだよそれ!!!!!!
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